生駒市長のブログが炎上?している件

今年1月に行われた生駒市奈良県市長選挙で、当選した山下真(やました・まこと)新市長(37)のブログ「山下真の活動日記」が炎上?というか、コメント欄に市民の批判的書き込みが殺到しています。
ことの発端は、新市長が当選後間もなく、生駒市から隣の奈良市に引っ越したことでした。
詳しくはこちら。
「奈良市内に転居致しました」(山下真の活動日記)
夫婦共働きのうえに、当選後の2月に子供ができた(しかも双子)ため、仕事と子育ての両立のために、婦人の勤務地である奈良市に住居を移すことにした、というのが引越しの理由なのですが、市民感情として市長が市内に居住しないことを問題視したカキコミが多数寄せられたというものです。
ただ、日記の文末に「なお、公職選挙法上、市長は市内に住むことが条件とされておりませんので、法的には何ら問題ありません。」などという、挑戦的ともとれる?一文が載せられたことも、市民の怒りを買った要因ではないかとも思われます。

そして、翌日の日記「転居について 」(山下真の活動日記)で、山下市長は改めて弁明を行いましたが、そのコメント欄には、前日をはるかに上回るコメントが寄せられました。

まあ、カキコミの多くが対立候補の支援者によるものである可能性もあるのですが、37歳の新市長にとっては、就任早々大変な事態を招いてしまいましたね。

私は生駒市民でも何でもないので、とやかく言う資格はないかもしれませんが、傍観者として無責任なことを書かせてもらいますと、

1.仮に、市長が生駒市内にとどまる代わりに、育児のために公務に当てる時間が減ったとすると、どうなのか?
2.仮に、市長が子育てを婦人に任せっきりにして、公務に専念した場合、人としての評価はどうなのか?
3.仮に、市長が生駒市内にとどまるために、婦人が仕事を辞める事になったり、婦人が生駒市内で職探しをしなければならなくなったら、どうなのか?
4.仮に、次の選挙で市内在住の無能な候補者と、他の市町村に住む有能な候補者が立候補をしたら、どちらを選ぶのか?

考えれば、もっともっと出てきそうですが、うちのブログまで延焼してはかなわないので、このあたりにしておきます。

そして、最後にいつもお世話になっている、世界一格調高い我らが「朝鮮日報」から記事を引用させてもらいます。
『米紙「李前首相辞任は民主主義の未成熟さが原因」』(朝鮮日報)

李海瓚(イ・へチャン)前首相のゴルフ問題は、東アジア地域の未成熟な民主主義が原因となっている、と米USトゥデー紙が21日、報じた。
 同新は、李前首相がゴルフ問題の発覚で辞任に追い込まれたことと関連、「政党が政策を通じて争うよりも、政敵の倫理問題を指摘することに没頭する典型的な東アジア地域の事件」と説明した。
(中略)
また、タイでタクシン首相の株式売却問題と関連、数千人のデモ隊が首相官邸前で辞任要求のデモを起こしたのも、成熟していない民主主義のためだと指摘した。
 USトゥデー紙はフィリピンや台湾の政治的不安定も紹介しながら、「東アジアの民主主義は、複雑な社会が提起する各種の問題とは関係なく、政治的闘争で疲れ果てている」と分析した。
(後略)

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http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20060309/p1