日本、WBCの初代王者に

『日本代表、キューバを破り、初代世界一に!! 』(スポーツナビ)

王JAPANが苦闘の末、初代世界一に! ワールドベースボールクラシック(WBC)決勝、キューバvs.日本が21日(日本時間)、米国のペトコ・パークで行われ、日本が10−6で乱打戦を制した。日本は、見事に参加16チームの頂点に立った。
(後略)

今日も手に汗握る好ゲームでしたね。
そして、日本チームが初代チャンピオンに。
いやぁ、感動させてもらいました。

アメリカのファンにも、海の向こうの国で「Baseball」がしっかり根付き、「野球」という文化にまで育ったことが伝わったでしょうかね。
そして同時に、共産圏であるキューバでも独自に進化を遂げた「beisbol」というものが、「Baseball」と対等に戦える水準であることを、素直に受け入れられるでしょうか。

アメリカは、「Baseball」の発祥の地であり、国内リーグであるメジャーリーグの優勝決定戦を「ワールドシリーズ」と称して来ました。
しかし、今回のWBCの戦いを通して、メジャーリーグが最強であることは証明できませんでした。

今回の結果だけをもって、日本プロ野球が世界最強であるなどとは、誰も思わないでしょう。
しかし、レベルの差は確実に縮まって来ていることは明らかなのではないでしょうか。

アメリカが「Baseball」というスポーツを自国の文化であるとして、「野球」や「beisbol」を一段低いものと見なし、メジャーリーグのマーケットとしてや、メジャーリーガーの供給基地くらいにしか思わないなら、今回のWBCはとんだ茶番であったとしか言えないでしょう。
アメリカで生まれた「Baseball」は、世界中でとは言えなくとも、少なくとも日本やキューバなどの国では自国のスポーツ文化としてしっかり成長しており、もはやアメリカが独占し続けることは、「Baseball」の更なる発展を阻害するだけだと思います。

今回、日本は幸運にも優勝トロフィーを手に入れました。
優勝トロフィーが太平洋を渡って日本に来るのですから、次回WBCは日本で開催するというのもひとつの手であると思います。

次回もまた、アメリカによるアメリカ人のためのWBCが企画されるのなら、日本プロ野球は、今回手に入れた優勝トロフィーを懸けて、アメリカ抜きの世界王者を決める大会を開催すべきだと思います。