麻生株UP?安倍株DOWN?

最近、麻生外務大臣に対するネット上での評価が、急激に上昇しているように感じるのですが、どうでしょうか?
それに対して、あれほど人気のあった安倍官房長官については、人気に翳りが見えてきたようにも思います。
安倍さんについては、周りの期待が大きすぎたことや、次期総裁選の大本命とされることで、周りからの風当たりが強まっていることもあるのでしょう。
しかし、それ以上に、小泉総理を含めた「スリー・トップ」の一角としての「攻撃力」の差が、麻生さんとは大きいのかなぁとも思います。
麻生さんの「攻撃力」は、すさまじいですからね。(笑)
一方、安倍さんは役回り上、「攻撃力」を発揮するどころか、フォローに回らなければいけないのがツライところですね。
(ご参考:『【妄言】麻生外相「天皇が靖国神社参拝を」』(朝鮮日報)
最近の「3点セット」といわれる、「耐震偽装」「ライブドア」「米国産牛肉」の諸問題についても、安倍さんは必死の防戦というところでしょう。

『http://www.asahi.com/politics/update/0131/002.html』(朝日新聞)

朝日新聞社が28、29の両日に実施した全国世論調査によると、小泉内閣の支持率は45%で、12月調査の50%から低下し、昨年9月の総選挙前の水準に戻った。小泉自民躍進の原動力だった女性や大都市部での支持が減ったのが大きな要因だ。米国産牛肉の輸入が再開から1カ月で再び停止された問題をめぐっては、停止の判断を87%が適切としたものの、政府の再開判断が「早すぎた」と見る人が48%、「そうは思わない」が45%で、見方が分かれた。
 内閣支持率は、総選挙直後の昨年9月調査で55%を記録。その後、50%〜55%を一進一退。11月に53%、12月に50%となっていた。(後略)

朝日新聞の調査ですから、どこまで調査結果を信頼してよいものかは難しいですが、小泉内閣に対する支持率も低下しているようですね。
小泉総理については、「皇室典範改正」を巡っても批判が高まっていますし、自民党内だけでなく、野党もマスコミもこぞって後継候補を巡る綱引きに参加しているようにさえ、私には思えますので、ある意味「レイム・ダック」化しているようなものかなぁ、なんて思ったりもします。
でも、小泉総理の任期はまだ半年ありますし、総理自身も小泉劇場の総仕上げを考えているでしょうから、皇室典範改正を「踏み絵」とした抵抗勢力の切り崩しや、拉致問題解決による「日朝国交正常化」なんていう離れ業もあるかもしれません。