スペイン王室でも「女帝」議論

「スペイン皇太子妃に女児誕生、「女帝」議論に」(2005.11.02 Web posted at: 17:01 JST  CNN/REUTERS)
以下引用

マドリード──スペインのレティシア皇太子妃(33)が31日未明、マドリード市内の病院で第1子となる女児を出産し、女児は「レオノール」と命名された。スペインの憲法では王位継承について男子優先と定めているが、サパテロ政権が「男女平等、第1子優先」への憲法改正を掲げており、第1子が皇女だったことから、「女帝」をめぐる本格的な議論が始まる。
(中略)
フェリペ皇太子は病院での記者会見で、「誰にとっても、人生で最も喜ばしい出来事。皇太子妃もわたしも、本当に幸せで輝いている」と、喜びを語った。また、誕生したレオノール皇女が女王になる可能性について質問されると、「政府による憲法改正で規定が変われば、そうなるだろう」と答えた。
現行の憲法では、レオノール皇女はフェリペ皇太子に次ぐ王位継承権がある。しかし、男子優先のため、実際に王位を継承するのは、第2子以下が女児ばかり、もしくは第2子が生まれなかった場合に限る。もし憲法の規定が「第1子優先」に改正されれば、レオノール皇女に弟が生まれたとしても、継承順位が変わることはない。
憲法改正には、上下両院ともに3分の2以上の賛成と総選挙、さらに総選挙後の新政権の賛成、国民投票が必要となっている。そのため、現サパテロ政権が実際に憲法改正に着手する時期は、明らかになっていない。ロペス・アギラル法相は、現政権の任期が終了する2007年の改正を示唆している。
(後略)
引用終わり

スペインの王室でも王位継承についての議論が起こっていますが、こちらは「男子優先」から「第1子優先」に変えるかどうかということのようです。
日本とスペインでは歴史や文化が違うので、同じようには議論できませんが、王位継承権の変更に必要な手続きについては、憲法改正が絡むスペインの方がかなり複雑で時間の掛かるもののようですね。



それから、憲法改正といえば。


「自民・山崎氏「憲法改正で政界再編も」」(日経新聞)
以下引用

自民党山崎拓前副総裁は7日、早稲田大学で講演し、憲法改正に関連して「ここ数年の間に、自民党民主党が連立政権を組む可能性がある。公明党はもちろん一緒にやってもらいたい」と述べ、衆参両院でそれぞれ3分の2が必要となる改憲案発議のための政界再編もあり得るとの考えを示した。
引用終わり
山崎さんは、小泉総理の意向を受けて動いているのかどうかはわかりませんが、あちらこちらで色々な動きを見せていますね。
以前に武部幹事長も同様の発言をしていましたが、公明党憲法改正に消極的なだけに、今後政界再編があるのかどうかを含め、気になるところです。
民主党の左寄りな方々も、そのときはどうするのでしょうか。
そして、極右のこの方はどうされるのでしょうか・・・。