国会議員の議員年金廃止問題

小泉総理の旗振りにより、国会議員の{{議員年金}}の廃止が急ピッチで審議されています。
それに対して、公明党の一部議員からは不安の声があがっているようです。

『老後どうする…「議員年金廃止」公明から異論続出』(ANN NEWS)以下引用

今の議員年金制度の見直しについて、19日、与党間で来年4月に即時廃止する方針が確認されましたが、公明党からは老後の保障を不安視する声が相次ぐなど、与党内の足並みが乱れています。
 20日朝に開かれた公明党の中央幹事会では、冬柴幹事長が、「これまでの与党案は議員年金の延命措置に過ぎない」と完全廃止を決めた経緯を説明しました。一方、出席した議員からは、「本当に老後の生活は大丈夫なのか」、また、「財力のある人しか議員になれず、優秀な人材が集まらない。総理の一言で方針を変えていいのか」などの異論が続出しました。公明党は21日、完全廃止案の党内了承を諮る方針ですが、早くも与党内の足並みが乱れています。
引用終わり
ようやく、年金問題に不安を抱く一般国民の気持ちが、センセイ方にも少しは理解できたかも知れませんね。
個人的には、国会議員のセンセイ方は、ご自分の身体生命までをも国政のために投げ打って下さっている志の高い方々との認識があるので、その志と行動に報いるためにも、一般国民よりも篤い年金支給があっても良いと考えます。
ですが、「財力のある人しか議員になれず、優秀な人材が集まらない。」というような意見を聞くと、「う〜ん」と考え込んでしまいます。
「はたして、議員年金と優秀な人材が集まることとは関係があるのか?」と。
これまた個人的な考えですが、金銭的メリットで国会議員という職業を選ぶ人には、いくら能力が高くても、国政を任せたいとは思わないのですが・・・。

まあ、私の個人的な思いは置いておいて、年金の一元化を進めて行くのであれば、まず率先して自ら模範を示すというか、退路を断つというか、議員年金は廃止してしまった方がセンセイ方の本気度も増すでしょうから、自民党だけではなく、民主党も前向きのようなので、ぜひ協力して進めてもらいたいと思います。

でも、議員年金廃止が決まる前に「駆け込み議員辞職」なんてセンセイがでなければ良いのですが・・・。