さすがは朝日とそのお仲間

小泉総理の靖国神社参拝に対する、中韓の反応が一昨日、昨日と色々報道されていますが、中韓両政府の声明は予想の範囲内、中韓の街の声は意外と冷静みたいなところでしょうか。
それでは、欧米の反応はどうかな?と気になっていたら、{{朝日新聞}}が昨日の夕刊に記事を載せてくれてました。
『米NYタイムズ紙、靖国参拝は「無意味な挑発」』
以下引用

米紙ニューヨーク・タイムズは18日付の社説で「東京の無意味な挑発」と題し、小泉首相靖国神社参拝によって「日本の軍国主義の最悪の伝統を容認した」と厳しく批判した。
 同紙はこの社説で、参拝は「日本の戦争犯罪によって犠牲になった人々の子孫に対する計算ずくの侮辱だ」と述べた。「日本が帝国主義的な征服の道に再び向かうとは誰も懸念していない」としつつも、日中の経済的結びつきなどを挙げて「現在は隣国での悪夢を呼び覚ますのには最悪の時期だ」と分析。「日本は誉れある21世紀を迎えられるよう、今こそ20世紀の歴史に向き合うべきだ」と結論づけた。
 米国の知日派はもちろん、ブッシュ政権内でも小泉首相靖国神社参拝を評価する意見は皆無といっていい。何の戦略もなしに日中、日韓関係をいたずらに悪化させることは東アジアを不安定にし、6者協議などに悪影響を与えかねず、米国の国益をも損なうからだ。国務省も「対話を通じた解決を」(マコーマック報道官)と日本を含めた関係国に呼びかけている。ニューヨーク・タイムズ紙は日本の歴史認識問題に厳しい態度をとってきたが、この日の社説はこうした米国内の見方を代弁したものと言える。
引用終わり
アメリカを代表する新聞のひとつ『ニューヨーク・タイムズ』の社説を紹介してくれています。
ニューヨーク・タイムズ』の社説はタイトルからして刺激的なのですが、中身も「軍国主義の最悪の伝統」や「計算ずくの侮辱」、それに「悪夢を呼び覚ます」などのさらに刺激的な文字が躍っている過激な批判で、朝日新聞が「厳しく批判した」と表現するのももっともな内容のようです。

そしてさらに、朝日新聞の記事では「米国の知日派はもちろん、ブッシュ政権内でも小泉首相靖国神社参拝を評価する意見は皆無といっていい」、「この日の社説はこうした米国内の見方を代弁したものと言える」とも言っています。
さすがに日本を代表する大新聞である朝日だけのことはあります。
「評価する意見は皆無といっていい」というからには、さっそく米国の知日派と呼ばれる皆さんや、ブッシュ政権のスタッフの大部分の意見も確認済みのようです。(まさか確認せずに推測だけってことはないはず)
私は長年朝日新聞を購読していますが、こういう「仕事ぶり」にはいつも驚かされるとともに、朝日新聞を購読していて良かったなぁと、しみじみ思ったりします。
最近、朝日新聞の購読者数が激減していると聞きますが、こんな「面白い」新聞は他にはないのにと、不思議に思っています。(いやホント)
ただ、朝日新聞は受験によく出題されることを売りにしていますが、うちの子たち(3歳と1歳)が新聞を読めるようになったころには、残念ながら購読は止めようと思っています。
だって、子供には刺激が強すぎて「教育上良くない」と思いますから。(笑)