ウソツク人と、そのウソに乗っかる人々

盧聖一(ノ・ソンイル)ミズメディ病院

『ブッシュ大統領 イラク戦争「誤情報で開戦に責任」 正当性改めて強調』(産経新聞)

【ワシントン=有元隆志】ブッシュ米大統領は十四日、ワシントン市内でイラク戦争に関する四度目の演説を行い開戦の最大の根拠とした同国の大量破壊兵器に関する情報について、「多くが誤りだったのは事実だ」と認め、「大統領として開戦の決断に責任がある」と述べたその一方で、フセイン政権打倒は正しい判断だったと改めて強調、「勝利を達成するまでイラクを出ることはない」と述べ、米軍の早期撤退を否定した
 ブッシュ政権幹部からは最近、「情報に欠陥があった」(チェイニー副大統領)、「われわれは間違っていた」(ハドリー大統領補佐官)と大量破壊兵器情報の誤りを認める発言が続いており、大統領も開戦前の情報の誤りを認めてはいたが、「多くが誤りだった」と明言したのは異例だ。
 大統領は情報収集の欠陥に関連し、「情報機関改革により間違いを正すことも私の責任だ」と述べ、「われわれが今日、イラクに駐留しているのは単に独裁者を排除するという目標以上に自由と民主主義を定着させるためだ」と、イラク国民議会選挙の意義も訴えた。
 民主党の一部が求める米軍の撤退期限の設定に関しては、イラク国民やテロリスト、周辺国のみならず米兵にも「間違ったメッセージを送ることになる」と反論した。
(後略)

開戦の根拠は「ニセ情報」だったけど、戦争そのものは正しく、米国は勝利するまで戦うぞってことですか・・・。
日本も、安全保障上、米国の軍事力に頼らざるを得ない立場ですが、米国の独善的な言動は、どうにかしてもらいたいですね。
(ただ、このことをもって、日本の自衛隊によるイラク復興支援を否定する気はありませんが。)