何の密談ですか?

小泉総理、トレド大統領、ブッシュ大統

右の写真は、APEC首脳会議を終えた21の加盟国・地域の首脳らが韓国伝統衣装トゥルマギを着て記念撮影をした際の一コマです。
ちなみに、左が小泉総理、右がブッシュ大統領、そして真ん中がペルーのトレド大統領です。
現在、日本とペルーの間では、チリで拘束されたフジモリ元ペルー大統領の問題があり、このAPEC期間中にも、ペルーからの首脳会談の要請を、日本側が断ったりしています。
(参照:http://www.asahi.com/politics/update/1117/005.html
この問題では、ペルーだけでなく、チリとも国際問題に発展する可能性もあり、かなり微妙な問題です。
本来二重国籍を認めない日本なのですが、ペルーの元大統領であり、日系2世であるフジモリ氏には、日本国籍を認めた上で、ペルーから犯罪者として引渡しを要求されても、それを拒否してきました。
そして、ペルーおよびチリとの国際問題になる危険性がありながら、日本政府はかなり迅速で強硬な姿勢で臨んでいます。(いつもの弱腰外交に比べての話ですが)

そして、米国は伝統的に中南米諸国には影響力が強く、当然のことながらペルーにも影響力は強く、フジモリ氏の失脚にも米国の意向が働いたという見方もあります。
ただ、最近、その米国の地盤に中国が進出して来て、貿易を通じた結びつきを強めています。
そうした中国の動きに呼応するように、中南米での米国離れがゆっくりとではありますが、顕在化しているように思います。

そういう中での、この写真ですので、どういう会話がされていたのか?オヤジの妄想が膨らんだということです。〈笑)
実際、今回のフジモリ氏の帰国の裏には、米国の指示があったのかもしれませんし、だからこそ、日本も強腰なのかもしれません。

それから、日本を発つに際してのフジモリ氏からのメッセージは、こちら(http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/183)で読めます。